脚本 輿水泰弘
以下テキトーメモ
最近トレーニングをして体を鍛えているらしい薫
今日も走っている...
特命、いつもの部屋
出勤してきた薫に右京
最近少し変わったという
トレーニングで体が引き締まった...というだけでなく
内面的にも何かしら変化があったようだ
まず机がきれいになった
それとコーヒー豆が無くなりかけている
いつもならたっぷり余っていても買い足していたのに
今までに無いことである...
夜
国立微生物研究所
防護服を着た人物が歩いている
クリーンルームを通って...とあるフロアへ
並んでいる何かのアンプルを手にとった
その人物にもう一人、防護服を着た人物が近づく
何してる?
強い調子で注意したその男は後藤
アンプルを手にしていた男は小菅
小菅は後藤を殴り倒した
小菅はその部屋をモニタ出来るスペースに移動
気がついた後藤は自分がそこに閉じ込められていることに気付き
慌てふためく
そこに響く小菅の声
後藤は小菅に「お前の勝ちだ」といい助けを求めるが
小菅は自分がいる部屋にあるコンソール?などを力任せに壊して回る
警報音と共に後藤のいる部屋には蒸気が噴出す...異常な事態にパニックになる後藤
その様子を眺めて小菅は薄ら笑いを浮かべている
その後
白衣姿の二人の人物が現れる
ナガミネという女性、志茂田という男
先ほどまで小菅がいた部屋に入り、尋常ならざる様子に
更にはモニタの中で動かない後藤を見て驚いた
ナガミネは慌てて防護服を着て後藤の下へ
だがその時既に後藤は息絶えていた
自宅でトレーニングに励む薫
テレビではニュース速報
研究所で研究員が死亡したとの報道が
現場では早速警察の現場検証が始まる
米沢と芹沢は装備を整えて検証作業に入る
研究所側からマスコミ各社に発表...と共に要請がなされた
この件の報道は誘拐報道などの基準に準じて行ってもらいたいとのこと
つまりは報道規制なのだが
その理由は
国立微生物研究所の実験室からあるウィルスが持ち出されたからである
他言無用などとは名ばかり
記者仲間からの情報でウィルスの件を把握する美和子
殺しの上にウィルス持ち出しという事件である
翌日
角田が新聞を見ているが
そこには殺人の件は載っていても
「殺人ウィルス」については一切報道がなされていない
事情を知った右京は驚いていた
日本でレベル4を扱う施設が稼動していたとは
そのBSL4はエボラ出血熱や天然痘などのことである
インフルエンザなどでもBSL2なのだ
施設の稼動自体は周辺住民の反発などもあり最近のことらしいのだが
捜査会議
犯人についての情報が周知されている
小菅アキラ
若くして日米を行き来しながら生物学関連の研究に従事していた人物らしい
その彼が持ち出したウィルスについては三浦から情報が
人類が初めて接するものであり
感染すれば100パーセント死ぬ
治療法ワクチンなども開発されていない
空気感染であり、感染力はきわめて強い...つまりきわめて防御の難しいウィルスであるということだ
既にテロリストとのつながりも考慮して捜査は進められている
コレは首都東京が極めて深刻な危機にさらされているということである...発破をかける刑事部長
早期解決を各員に厳命する
小野田の元には今回の件で防衛省の官僚が訪れている
一旦緩急の折には意地を張らず協力を求めて欲しい
治安維持といえば今まで警察に一歩譲ってきたが
いまや「省」となったのだから、と
慇懃無礼な防衛省
当然小野田が素直にはいと言うはずも無く
自分たちだけで何とかなるだろうと返す
鑑識
米沢から死亡した後藤について聞く右京たち
後藤の死因は空気滅菌用のホルマリンの蒸気を吸い込んだことによる劇症肺炎?
この後藤という人物は経歴を見ると自衛隊の出身であり
アドバイザーとして微生物研究所に詰めていたようだ
研究所
ナガミネをたずねた右京と薫
特命を特別捜査チームと勘違いした?彼女
右京もそれをあえて正さず話を聞く
話は当然昨夜、事件のことである
9時過ぎに小菅を見かけた彼女はいやな予感がしたという
数日前から彼は不穏な言動を繰り返していた
いわく自ら開発したウィルスをアンプルに閉じ込めておきたくない
暴れさせたい、日の目を見させてやりたい、などと
ナガミネはその件について後藤に注進していた
それで後藤は小菅を追いかけたわけだが
何の反応も無いのを不審に思いナガミネがあとを追ってみた結果
昨夜のような事態に
実験室の後藤は既に息は無く
小菅はその隙に警備員に挨拶しつつ正面から施設の外へ出て行ったらしいのだ
小菅が後藤を殺したこと
その動機についてナガミネに問う右京
彼女によると小菅は後藤に腹を立てていたらしい
後藤は例のウィルスの処分を進言していたから...
と
そこにナガミネの携帯へ小菅から電話がかかる
彼女の携帯を手に取り応答する右京
初めて聞く声...誰何する小菅に
警視庁の杉下と名乗る右京
小菅に対しウィルスを持ち出した、今回の件の目的は何かと問うと
彼は「ゲーム」と答えた
右京にゲームへの参加を持ちかける小菅
捜査本部では
右京と小菅の通話から基地局を割り出していた
新宿管内...都庁の3キロ圏内だ
部長は捜査員を配備、該当区域にローラーをかけさせる
当然のコトながらその捜査に駆りだされている伊丹だが
パトカーの中で無線がオープンなのにも気付かず
この東京で都庁の三キロ圏内などといっても雲をつかむような話だ
などと愚痴をこぼし、部長ら上役の悪口を言い募る
聞いていた参事官と部長、伊丹に
馬鹿はお前だ!
と無線で叱責
すっかり恥をかいた伊丹は運転している芹沢に八つ当たり...と
そこで偶然にも窓外に携帯で話し込んでいるとある人物を発見
配布されている写真と見比べてみると...小菅だ!
だがあまりにまじまじと見てしまったためか
小菅にその存在を悟られてしまった
続きは後でと右京との通話を一方的にきった小菅はいきなり走り出す
慌てて人ごみの中後を追う伊丹と芹沢
電話を切られた右京
かけなおしても出ない...
ナガミネはその様子になにやら微妙な表情を?
逃げる小菅、追う伊丹
引き続きナガミネから事情を聞く右京
件のウィルスはマールブルグという元になったものよりも数百倍の毒性?を持っている
小菅お手製のウィルスだ
そうしたウィルスの開発といえば
右京が思い当たったのは
ニューヨーク州立大学のチームがポリオを一から合成したという成果
コレはバイオテロの可能性を探る研究、実験でペンタゴンからの依頼であったという
ウィルスもそこまでいけばもはや兵器である
実は小菅もその研究に参画していたらしい
今回の開発の元になったマールブルグのウィルス株?もその伝で入手したもののようだ
そんな危険なものの開発、どうして小菅を止めなかったのかと問う薫
それに対しナガミネは
高レベルの病原体を研究する
その魅力に研究者として負けてしまったのだと答える
本来その欲求の結晶であるウィルスも箱庭の中だけで存在するはずだったのだが...
小菅を追う伊丹は彼の持っていたアタッシュケースを確保
当の小菅は芹沢に追わせるが見失ってしまう...
ナガミネに今度小菅から電話があったらと自分の番号を教える右京
ナガミネは出来るだけ早く捕まえて欲しいと右京らに頼むがその表情は...
早速小菅から右京に電話がかかる
彼が要求してきたのは駅での待ち合わせ
トウヨウシンセンヤマト駅に午後3時20分
3,4番ホームの待合室にて...要求の場所に急行する二人
待ち合わせの時間
電車から指定した場所の待合室を見張る小菅
だが誰も現れる様子がない
いぶかしむ彼...その前に右京たちが現れた
小菅を後ろでにひねり上げる薫
二人とも自己紹介をしてみせる
コレは
小菅が待ち合わせて会おうとしてきたのは
ゲームであるならば自分の顔のみが知られているのフェアではないからと
右京たちの顔を確認しようとしての事だろうと
右京が読みきったため
待ち合わせ場所に現れるものの顔を確認しようというのなら
そこを監視できる場所に小菅はいる...
右京の洞察に感心しつつも
手を離せと要求しもがく小菅
もみ合う3人、だが
小菅は下手をすれば自分の持つウィルスのアンプルがつぶれるぞと脅す
丸腰で来るわけがない、自分は既にアンプルを握っている
ウィルスが拡散すればこの車両の乗客などひとたまりもない
それをブラフだと言う薫、だが右京は
薫に手を離すように命じた
二人から身を離す小菅
到着した駅に降り、電車に残った右京たちを嘲り見送る...
右京にすればたとえブラフでも
無関係の乗客がいる以上賭けに出るわけには行かなかったのだ
鑑識で米沢と共に
伊丹達の奪ってきたケースを調べる右京たち
当の小菅がアンプルを握っているという以上
こんなケースは何の意味も持たないといえるわけだが
ふと気付く右京
ケースのそこにコンクリート、それも粉末状態のものが付着している
コレはなんなのか...と
そこに小菅から右京の携帯に電話が
しかし電話に全く出ようとしない右京
コールがやんでから携帯を開き
留守録を聞くと
小菅の声で忙しいようなのでまた電話すると入っていた
その後も小菅の電話をスルーする右京
一人薫だけがそばでやきもきしている
1700すぎ
ここでも電話に出ない右京
今までで5回もコールを無視している
いずれは出ますよなどという右京にいい加減薫も焦れてきたが...
夜
そろそろ頃合だと右京
次は電話に出るという
何を今更と舌打ちする薫に右京はその理由を説明する
この時刻なら寝泊りする場所からだろう、と
おそらくはそこに持ち出したウィルスもあるはず、基地局を突き止めてその地域を洗えば一気に解決できる
その理屈に納得した薫
そこで丁度小菅からの電話だ
言葉どおり、今度は応答する右京
ゲームを降りたのかと思った、という小菅
降りてはいないが、すぐ終わらせると宣言する右京
このゲームは何かと問う
シミュレーションか?
その通りと答える小菅、ゲームはウィルスパニック
(電話の向こうでは隠れ家でアンプルを眺めつつ)
日本人はのんきだ
危機感がない
LV4の実験施設があっても稼動させていない
もし今現在の状況でLV4の感染があっても
日本では確定診断が出来ない
海外に依頼するしかないのである
そうしたウィルスが自然に入ってくる可能性はまずないが
人為的なテロならいくらでもありえる
そうなれば今の日本はひとたまりもないのだ...
そうした日本の現状については同感だという右京
だがそこでなぜ小菅が行動を起こさなくてはいけないのか?
聞くと小菅は気付いたものがやるべきなのだという
そのやり取りに我慢できなくなった薫
右京の手から携帯を引ったくり
お前はいかれた人殺しだと小菅を罵る
説教を聞く気はないと特に動じる様子もない小菅、これ以上話すと居場所ばれると
またも一方的に電話を切った
すみませんと右京に詫びる薫
だが右京は攻めることもせず時刻を尋ねる
時間は...午後11時13分
今の通話でも基地局特定を進めていた捜査本部
小菅は都内に潜伏、品川付近とまでは突き止めたが
以降に発信は無し...
角田から捜査本部の情報を得る右京たち
本部が大まかに定めたエリアから更に絞り込む
その手がかりはコンクリ粉
粉末でコンクリが存在するのは建設途中の建物
しかしそんなところには潜伏できないだろうから
取り壊しが決まって放置されている建物、ということになる
さらに録音していた小菅との最後のやり取り
その中でバックにヘリのローター音が聞こえた
しかもこの音はタンデムローターのもの
その形式といえば軍用機...
また右京が薫に時間を確認したとき...たしか夜の1113だった
ヘリが飛ぶのは極めてまれだ
コレだけの条件があれば場所をかなり特定できるはず
ヘリ関係の情報...自衛隊に当たるには角田の協力が必要である
しぶしぶ捜査を始める角田
角田がもたらした情報
確かに当該時間、地域で陸自のヘリCH47が飛んでいた
袖ヶ浦から市谷へ
今回の件に絡み物資の輸送を行っていたという
その飛行のルートと警察が基地局特定で絞ったエリアの交点
そこから更に取り壊し中の建物を探せば...
該当する建物を調べていた二人
と、そこで小菅と鉢合わせる
建物に逃げ込む小菅
二手に分かれて追跡する右京と薫...
とある部屋に入ろうとした薫
不意をつかれ
角材のようなもので?殴られ
アンプルを押し付けられる
右京に着信
薫からだ
3Fですと誘導する
3階にたどり着くと小菅に押さえ込まれた薫がいた
そばにはウィルスのアンプルが並んでいる
コレだけで優に1000万人は殺せる
小菅は自分の可愛い「子供たち」に力を発揮させてやりたいという...
右京におとなしく帰るように要求する小菅
聞き入れなければアンプルを潰す
そうなれば薫は感染、48時間以内に死ぬのだ
だがひきあげることはできないという右京
それは薫を犠牲にするということか?
問われれば
右京はその可能性もあると言い放つ
だが...
そうはならない
言った右京の目配せに
そうですね
答えた薫
体の動きを封じられながらも
かかとで小菅の足の甲の急所を踏み抜いた
その隙に小菅を押さえ込みアンプルを確保する右京と薫
一課が駆けつける
連行される小菅
しかしその顔にはうっすらと笑みが
その表情に不審感を抱く右京
現場を押さえた鑑識
指揮する米沢
NBC部隊が来るまでタッチできない
現場からの帰りの車内
右京は小菅が見せた表情から
つかまることは覚悟の上の行動かと見るのだが
護送される小菅
ニヤリとし
そろそろかな、と呟く
現場の米沢達
その目の前でアンプルのひとつがはじけ飛ぶ...
次回が亀山薫最後の事件?
本当ですか?
個人的には先週みたいな前フリがあと何回かあって
最終回で主に哲学の違いみたいなことで決別してしまうのかな
なんてぼんやり思ってたんですが
途中退場?
しかも事件の流れ、予告の様子からすると
価値観の相違みたいなことでも無さそうな...
このあたりはあまり予断を持たずに
成り行きに素直に
あっといわされるのがファンの道かな、とも思いました
今回はなんといっても伊丹!
がっちり気持ちよく怒られてくれました
前回といい、薫との対比でなくて
彼自身のキャラが生きてますよね
米沢さんは大ピンチ?
治療法の無いウィルスらしいですが
ナガミネの動きもちと気になる
そして自衛隊
そういえば地下鉄サリン事件でも自衛隊が出張ってましたね
今回は
アジトの特定に絡めても自衛隊が今回の件で動いていることが明示されてますし
被害者後藤も自衛隊関係
小野田さんにもアプローチと
興味深いアクションであります
輿水脚本ということで実質二時間?
緊迫感のある展開に酔いましょう
余談ですが
科捜研の女でもこういうバイオテロに日本が無力だから
みたいな犯行動機の事件があったとような
細かいところは全く違うつくりだったと思いますが
櫻井脚本だったかなあ?

